世界のこども発達支援

世界のこども発達支援 / ARTICLE LIBRARY

世界の発達支援を、知りたいことから探す

「家庭でのことばの支援」「施設の運営に役立つ調査」など、気になる入口を組み合わせてお読みください。

ヨルダン

ASDのある人の診断までに、家族はどこへ相談したのか——ヨルダンの受診経路調査

発達への心配を抱いてから診断を受けるまでに、家族はどこへ相談し、どのような応答を受けたのでしょうか。ヨルダンの研究チームは、自閉スペクトラム症(ASD)と診断された人のケアを担う人たちに、その経路を振り返ってもらいました。注目したのは、心配が生じた時期だけでなく、その後の対応や相談先です。

ケニア

幼児のASD評価をスワヒリ語の暮らしに合わせる——西ケニアのASD-PEDS適応研究

幼い子どもの遊びや意思疎通を観察する評価は、別の国で使うときに何を変えるのでしょうか。西ケニアの研究チームは、自閉スペクトラム症(ASD)に関連する行動を観察するASD-PEDSというツールを、英語からスワヒリ語へ翻訳するだけでなく、現地の遊びや説明の仕方にも合わせました。

モンゴル

ASD児の家族のつながりと生活の質を調べる——モンゴルの社会関係の研究

家族が頼れる人との関係は、暮らしのどの部分と関わるのでしょうか。モンゴルの研究チームは、自閉スペクトラム症(ASD)の子どものケア提供者に、人とのつながりと生活の質を尋ねました。心身の健康を一つにまとめず、四つの領域に分けて調べた報告です。

韓国

ASDの若者のスポーツへの意欲を画面型VRで調べる——韓国の参加研究

画面を使うバーチャルリアリティー(VR)のスポーツ活動に関わる、自閉スペクトラム症(ASD)の若者を、教師や指導者はどう見ているのでしょうか。韓国の研究では、活動への関与、没頭、楽しさ、さらにスポーツへ参加したいという意向の関連を調べました。回答したのは、若者本人ではなく周囲の支援者です。

英国・イングランド

ASD児を肯定することと必要な支援を両立する——英国の家族12人の聞き取り

子どもの違いを肯定することは、日々の支援を求めることとどう結びつくのでしょうか。イングランドの家族12人への聞き取りでは、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる暮らしの中で、肯定的な見方と、支援制度の使いにくさが同時に語られました。

カザフスタン

ASD児の歯みがきと歯科受診を、家族の経験から調べる――カザフスタン・アルマトイの53人

自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもの歯みがきでは、親が手助けする場面もあります。家庭での歯みがきと、歯科へ行く経験は、どのようにつながっているのでしょうか。カザフスタン・アルマトイの研究チームが、子ども53人の診察と保護者への質問票から、二つの場面を調べました。

ニュージーランド

自閉症の子どもとの遊び方を学ぶLet’s Play——親の心理的な負担と親子の関わりを調べたニュージーランドの試験

自閉症の子どもとの遊び方を学ぶ支援では、親子のやりとりと、養育者の心理的な負担をどう評価するのでしょうか。ニュージーランドのLet’s Playを調べた無作為化比較試験では、養育者の心理的な負担などに短期的な差が見られた一方、親子の関わりや発話では明確な群間差がありませんでした。

ドイツ・スイス

ADHDの子どもの食べ方を、保護者の回答からどう捉える? ドイツ語版CEBQの検証

子どもが食べ物を欲しがる、食べるのを避ける、気持ちによって食べる量が変わる。こうした様子を、保護者の回答からどう整理できるのでしょうか。ドイツとスイスの研究チームは、注意欠如・多動症(ADHD)や摂食の問題がある子どもを含め、ドイツ語版の「子どもの食行動質問票(CEBQ)」を検証しました。2026年5月8日に学術誌『Journal of Eating Disorders』へ正式掲載された研究です。

インド・Kerala州Thiruvananthapuram地区のVarkala/Attingal教育地区

ADHDの知識と、架空事例への回答を分けて調べる――インドの教員303人への調査

注意欠如・多動症(ADHD)をどれだけ知っているか。子どもの様子を説明した文章を読んで、ADHDと答えるか。研修や専門家への紹介を経験しているか。インド南部の研究は、教員の理解をこれらの異なる問いで調べました。知識テストだけにまとめなかった、調査の中身を紹介します。

フランス・6地域の13の専門施設

母親と父親で、ストレスへの対処は違う?ASD診断時のフランス554人調査が見た「組み合わせ」

子どもが自閉スペクトラム症(ASD)と診断されたとき、親は問題に取り組む、人に相談する、自分を責めるなど、複数の方法で状況に向き合うことがあります。フランスの研究チームは、診断時の親554人の回答を分析しました。一つの対処法だけでなく、その組み合わせを調べた研究です。

英国・ギリシャ・イスラエル・スペイン

ASD児の「注意」を教育者はどう見ている?――4か国674人が答えた2020年の調査

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの「注意」を見るとき、課題への集中、集中を続けること、人や物に気づくことなど、どの場面に目を向けるのでしょうか。バーミンガム大学が公開している、自閉症の注意に関する教員研修プロジェクト(TTAA)の報告書は、4か国の教育者が答えた2020年の調査をまとめています。日々の観察や話し合いと、注意に関する知識への自信を分けて読める資料です。

スウェーデン

子どもの頃に始まった摂食障害の、その後の食事の特徴――スウェーデン56人の長期追跡

食べ物の感触が苦手だったり、食事への関心が薄かったりすることと、体重への心配から食事を制限することは、同じではありません。スウェーデンの研究チームは、子どもの頃に摂食障害の治療を受けた56人を長期に追い、自閉症に関連する食事の特徴を尋ねる質問票で、その後の状態を調べました。

タイ

友達と何を話せばいい?――タイの自閉スペクトラム症の若者が望む、文化に合った対人支援

友達と少し話せても、その後にどんな話題を続ければいいか分からない。タイの研究では、自閉スペクトラム症(ASD)の若者から、そんな経験が語られました。本人、家族、医療職に聞いたのは、対人関係を支えるプログラムに何を望むかということ。学ぶ内容だけでなく、文化や学校生活との関係も話題になっています。

インド

発達性言語症の幼児に、家庭からオンラインで言語支援――インドの10人を追った12週間

発達性言語症(DLD)の子どもの言語支援を、家庭からオンラインで受けると、どのような活動になるのでしょうか。インドの研究では、2〜5歳の子ども10人が、12週間の言語支援に参加しました。言葉を理解する力と表現する力の評価に加え、家族が使いやすさをどう感じたかも調べています。

イラン

信仰が支えにも、罪悪感にもなる――イラン・ウルミアのASDのある子を育てる母親17人の語り

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる母親にとって、信仰はいつも同じ形の支えになるのでしょうか。イラン北西部ウルミアで17人に聞いた研究では、信仰に希望を見いだす語りと、罪悪感に結び付く語りの両方がありました。家族や社会の反応、支援にかかる費用も、母親の暮らしの一部として語られています。

イタリア

自閉スペクトラム症の初期兆候がある乳児に、家庭で親子のやり取りを支える――イタリア「FIRRST」の研究計画

自閉スペクトラム症(ASD)の初期兆候がある乳児に、家庭での親子のやり取りを通じた支援を行う。その方法を調べる研究計画「FIRRST」が、イタリアで公表されています。対象は9〜14か月の乳児。診断が確定した子どもの治療成果ではなく、早い時期の支援をどう評価するかという計画です。

イタリア

ASDのある子との暮らしで、親は何を支えにしていたか――イタリアの母親と父親36人の語り

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる親の経験には、将来への心配だけでなく、暮らしの変化や人とのつながりもあります。北イタリアの二つの支援施設で、母親19人と父親17人が語った研究では、専門職の支援と、ほかの親との何気ない会話の両方が登場します。苦悩と前向きな変化を、別々の家族像に分けずに読んだ報告です。

イラン

ADHDの治療について、本人と親は何を感じている?――イランの若者9人と親10人の声

集中しやすくなったと感じても、眠れない、疲れる、話を聞いてもらえないという経験が重なることがあります。イランの研究では、注意欠如・多動症(ADHD)の若者9人と親10人に、治療を受ける中で感じてきたことを聞きました。薬の効果だけでは捉えきれない、本人と親それぞれの声が紹介されています。

米国・ブラジル

読み始めた子どもの力を捉えるために、文字の表示時間も変える——米国・ブラジルの読字検査研究

文字を読む力を測る検査でも、文字がすぐに消えると、読み始めた子どもの得点が低いところに集中し、子ども同士の違いを捉えにくくなることがあります。米国とブラジルの研究チームは、問題の難しさだけでなく、文字を見せる時間も変える方法を調べました。2026年10月6日に公表された第2版の、査読前プレプリントをご紹介します。

ウガンダ

学校のICT設備とADHDへの理解を一緒に考える――ウガンダ3校の調査と段階別の提案

パソコンやインターネットがある学校なら、子どもの発達の困りごとも見つけやすくなるのでしょうか。ウガンダの研究者は、学校の情報通信技術(ICT)の設備と教員・管理職の話を調べ、注意欠如・多動症(ADHD)への理解との間にある隔たりを報告しました。2026年9月4日にResearch Squareで公表された第1版のプレプリントで、学術誌の査読を経た確定論文ではありません。

ペルー・スペイン

自閉スペクトラム症の子どもと表情を確かめる——ペルー・スペインで試した小型ロボットJARI

画面の顔、身体の色、首の動きで気持ちを表す小型ロボットがあります。JARIは、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもとのやりとりを目指して開発された試作機です。ペルーとスペインの学校では、子どもが表情を見分けたり、触れたりする様子を調べました。

ネパール

子どもの発達の心配は、誰から診療へつながった?――ネパールのASD診療記録138人

子どもの発達が気になるとき、家族自身の心配、親族の言葉、小児科や学校からの紹介など、相談の入り口はさまざまです。ネパール・カトマンズの民間クリニックが、そこで自閉スペクトラム症(ASD)と診断された子ども138人の記録を調べています。

カザフスタン

ASDの登録は増え、ADHDの登録は減る――カザフスタンの子どもの診断記録に何が起きていたか

同じ国の診断記録でも、自閉スペクトラム症(ASD)は増え、注意欠如・多動症(ADHD)は減っていました。カザフスタンの研究が調べたのは、2014〜2024年の15歳以下の全国登録です。数字を読む鍵は、子どもの状態だけでなく、誰が診断し、どの制度へ登録するかにもあります。

ブラジル

学校で面接できなかった家庭にも届ける――ブラジル・コシーリャの子ども475人のASD調査

学校で保護者に尋ねるだけでは、面接に来られなかった家庭が残ります。ブラジル南部のコシーリャでは、学校と地域の保健職員が協力し、2歳半から12歳の子ども475人全員を自閉スペクトラム症(ASD)の調査につなげました。小さな自治体で行われた取り組みです。

カナダ・オンタリオ州

ASDの知識と「教室で対応できる自信」はどう違う?——カナダ・オンタリオ州の教育職への調査

子どもの感覚の違いについて知っていても、教室でどう対応するかに自信を持てるとは限りません。カナダ・オンタリオ州の研究は、自閉スペクトラム症(ASD)に関する知識、回答への自信、教育できるという自信を分けて調べています。

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